ロジカルシンキング

ロジカルシンキング
三角ロジック

ロジカルシンキングとは、論理的に思考することです。論理的とは、理路整然として分かりやすいということです。誰が聞いても分かるように自分の考え、意見をまとめることがロジカルシンキングとなります。

 

ロジカルシンキングを補助する基本的なフレームワークに三角ロジックというものがあります。自分が主張したいこと、提案したいことを相手に納得感をもって理解してもらうためには、それをささえる根拠が必要です。根拠は、事実やデータという誰もが共通のこととして捉えることができるものとそこからどのようなことが読み取れるか、それをどのように解釈することができるかという論拠で構成されます。したがって、何か主張したい、提案したい場合は、それを相手に理解してもらうためにどのような事実、データを準備し、そこから何を言及することができるのかという論拠を整理しておく必要があるということです。

 

用意した根拠(事実、データ+論拠)では相手が納得しない場合は、まだ根拠不足ということになりますので、追加で根拠となるものを準備しなければなりません。それでも足りなければさらなる根拠探しが必要となります。

 

このようにロジカルシンキングとは、最終的には自分の考え等を相手に理解してもらうためには、何をどのように提示すれば良いのかを考え抜く力ということができます。その力を磨くためには、常に相手がどのような捉え方をしているのか、なぜそのように捉えるのかを把握しようという意識が重要となります。

 

また、マネジメント業務において、事実、データとは、業績や目標値、それらに対する進捗度、各種のプロセス指標となります。日ごろのマネジメントの中でそのような数値、指標が組織の中での共通言語として使われている状態をまずは目指す必要があります。